発熱外来よくあるQ&A

Q1.発熱外来とは何をするところですか?

A.発熱外来は、新型コロナ疑い患者様を、一般外来に紛れこませないための対策です。

下記のような症状の方をweb問診等で検出し、新型コロナ疑いの強い方を、発熱外来にて拝見するシステムになっています。

感冒症状

急性の消化器症状

ウイルス性の神経症状

紛らわしい症状の花粉症、気管支喘息、感冒性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス)などの方も発熱外来で診察することになります。

新型コロナウイルス感染症は、発症2日前から2週間以内は、ウイルスを散布する可能性があるため、

類似疾患も発熱外来で感染防御に努め、診察します。

新型コロナウイルスPCR検査陰性者や、発症から2週間過ぎた方は、院内での検査や診療が受けられるようになります。

CTやMRI、内視鏡、入院、手術の前の新型コロナPCR検査は必要と認められるので、公費検査となります。(自己負担なし)

発熱外来で診察した患者様は、なるべく早く新型コロナウイルス陰性を証明し、

めまいや聴力、血液検査や各種内視鏡検査、点滴治療などをしています。

発熱外来に行くと、新型コロナの検査をされる、と、逃げ越しになる方もおられます。

しかし、迅速な治療に結び付けるために、なるべく早く新型コロナ陰性の証拠を得たいと考えております。

また、検査を逃げた感染者の周囲で、クラスター感染が発生し、保健所の濃厚接触者として、逆指名されることもあります。

流行を止めるためには、その集団で一人か二人ぐらいのうちに、感染を突き止め、早期に隔離することが重要です。

Q2.発熱外来ではどんな検査をするのですか?

A.現在、下記の検査ができます。

①新型コロナPCR検査

②感染症迅速検査(5分~20分くらいで結果判明)

インフルエンザ  アデノウイルス  RSウイルス

溶連菌 百日咳 マイコプラズマ肺炎菌

新型コロナ抗原定性

食中毒便検査

③携帯内視鏡による下咽頭喉頭検査

④気管支喘息の呼吸機能検査

⑤血液検査(成人のみ)

Q3.発熱外来では、どんな治療ができますか?なにができませんか?

A.ドライブスルーの性質上、鼻内、咽頭を見たり、聴診や上記の簡易検査で診断を絞って投薬をいたします。

新型コロナウイルス陰性を確認できた方は、当院内での点滴や処置に変わります。

耳鼻科の処置(吸入や吸引)、幼児の耳垢除去や採血はできません。

嘔吐下痢・脱水症、めまい急性期の方は、一両日は内服薬でしのいでいただきます。

改善せず点滴が必要な方は、PCR検査陰性確定後、翌日院内で実施しています。

胸痛等を訴える方、急性神経障害のみられる方は、PCR検査未確定の時点でも、発熱外来で心電図、内視鏡等の検査を実施しております。